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REVIEW ARCHIVES:FRANCE T
[こちらは、これまでに当店に入荷した商品のレビューのアーカイヴです。
価格・在庫の有無はSET SALE LISTを参照するか、またはお問い合わせください]

〜仏産変態シンフォニック・バンドの1st、ロシアン・プレス紙ジャケ再発!〜

TAAL
/Mister Green
(CD/MALS)(France'00)
久しくプレス切れになっていた、フランス産変態シンフォニック・バンド:TAALの1stアルバムが、ロシアン・プレス紙ジャケットで再発!

【入荷速報】タイ・フォン新作! プログレ・メタル寄りシンフォから泣きのポップ/歌ものまで、新女性voも魅力の会心傑作!何と、'73年録音未発曲をボーナス収録!(輸入盤国内仕様)

TAI PHONG (タイ・フォン)
Dragons Of The 7th Seas
(七海神龍伝〜ドラゴンズ・オブ・ザ・セヴンス・シーズ)

(CD/June's Dream)(France '21)
オリジナル・メンバーのカーン・マイを中心に復活、'14年には初来日公演も果たした、フランス叙情派を代表する名バンド、タイ・フォン。スタジオとしては「Return Of The Samurai」('13)に続く新作6th。カーンの息子のデイヴ・キム(g)含む、来日公演に参加した3名や、新加入した女性シンガーをフィーチャーした6人編成での録音。意外なまでにハードな、プログレ・メタル寄りのシンフォニック・ナンバーから、泣きのポップ/歌ものまで、タイ・フォンらしさ十分の内容、(voは英語)会心の傑作です! そして何と、ボーナス・トラックIには、未発表だった'73年の初レコーデイング曲"Melody"(シスター・ジェーン調のナンバー)の蔵出し音源を収録!これはファン必聴! 輸入盤国内仕様、紙ジャケット、ライナー付き、初回限定盤。

〜タイ・フォンの'14年初来日公演を収録した、こちらは2CD+DVD:NTSCエディション!〜

TAI PHONG
/Live In Japan 2014

(2CD+DVD:NTSC/Vivid)(France'14収録)
フレンチ・プログレッシヴきっての叙情派、タイ・フォンが、'14年10月11日に川崎クラブチッタで行なった初来日公演をフル収録した2CD+DVD:NTSC(輸入盤、同内容)。CDは国内プレスです。唯一のオリジナル・メンバーのカーン・マイ(g, vo)をリーダーに、女性リード・シンガー含む8人の大編成にて、復活後の2作目「リターン・オブ・ザ・サムライ」曲はじめ、「サン」('00)、そしてあの名作1st/2nd曲もプレイ。"Goin' Away""Sister Jane""When It's Season""Fields Of Gold"はやはり感涙モノです!デジサイズ、三つ折り紙パッケージ。

〜タイ・フォンの'14年初来日公演を収録した、こちらは本編2CDに未収録音源5曲入りのボーナスCD付きエディション!〜

TAI PHONG
/Live In Japan 2014

(3CD/Vivid)(France'14収録)
タイ・フォンが'14年10月11日に川崎クラブチッタで行なった初来日公演を収めた、こちらは3CD(本編2CD+ボーナスCD)エディション。初回限定盤、紙ジャケット仕様。ボーナスCDには、「リターン・オブ・ザ・サムライ」('14)未収録の5曲を収録しています。こちらもお見逃しなく!

〜タイ・フォンの1st〜3rdまでを収めた、お得用3CDボックス!〜

TAI PHONG
/The Triple Album Collection

(3CD BOX/Warner)(France)
御存知タイ・フォンの1st〜3rd、「Tai Phong」「Windows」「Last Flight」を、各々簡易ペーパー・スリーヴ(ブックレットなし)にて収めた、お得用3CDセット!現行の国内再発盤ではカットされているボーナス・トラック(各3曲)も復活しています!お見逃しなく!

〜タイ・フォン話題の再々結成アルバム! CD-R〜

TAI PHONG
/Return Of The Samurai

(CD-R/Tai Phong)(France'13)
言わずと知れたフランス叙情派の名バンド、タイ・フォンの「Sun」('00)以来となる復活新作(通算5th)CD-R作品。オリジナル・メンバーはKhanh Mai(g,kbd,vo)のみで、実質彼のソロ・プロジェクトとも言うべきポップ・ロック/歌もの路線となっています。女性voフロント(複数の女性がリードvoでクレジット)の、どこか懐かしい'80s〜'90s初期ユーロ・ポップス調を基本としつつ、タイ・フォンらしい甘美なメロディやコーラスを交えた、上質な楽曲(歌詞は英語)が味わえる内容です。KhanhがリードvoをとるM3、唯一フランス語voのM11など、イ・プーやマティア・バザール系を好む向きにもオススメの注目の良作!

〜ベル・アンティーク紙ジャケット&SHM-CDシリーズ 8月〜

TERPANDRE
/Terpandle(抒情と技巧が鳴り渡る時)

(SHM-CD/BelleAntique)(France'81)
全編にメロトロンをフィーチャーしながら、スリリングなヴァイオリンのプレイとジャズ・ロック的なアンサンブルで高水準の楽曲に仕上げられたフレンチ・シンフォニック・ロックの名品。紙ジャケット、リマスター、ボーナス・トラック追加、SHM-CDにてのリリース!

【入荷速報】『ヨシコ・セファーの娘婿』にして、今やフレンチ・ジャズ・ロックの重鎮、新作は、ピアノ・ソロ! しっとり深い、ハートフルな良作!

THIERRY MAILLARD
Une Larme De Pluie

(CD/Ilona)(France'22)
『ヨシコ・セファーの娘婿』(デボラ・セファーのパートナー)にして、今やフレンチ・ジャズ・ロックきっってのピアニスト/コンポーザー、ティエリー・マイラールの新作は、ピアノ・ソロ・アルバム。フリー/前衛色は全く無く、いつになくメロディアスでしっとりと、端正に綴られる世界は、日常風景のスケッチとも、心象風景の描写とも言える、ハートフルなもの。マイラールの音楽のコアが表出した、深み溢れる、流石のクオリティの作品です!


[入荷速報]今やフレンチ・ジャズ・シーンの中堅となった俊才、T.マイラール率いるビッグ・バンドの2作目は、フランク・ザッパ・オマージュ2CD!引用を交えつつのオリジナル曲集、ジャンゴ・ベイツに比肩するクオリティ!

THIERRY MAILLARD BIG BAND
Zappa Forever

(2CD/MFA)(France'20)
今やフレンチ・ジャズ・シーンの中堅になった感のある俊才、ティエリー・マイラール(p,作曲)が率いるビッグ・バンドの、「Pursuit〜」('18)に続く2作目。タイトル通り、フランク・ザッパにオマージュした2CDですが、カヴァーではなく、引用は交えつつのオリジナル楽曲集となっています。Davd Linxのヴォーカルもフィーチャーし、ザッパ系と言っても欧州らしい、優美かつスリリングな音像は、イギリスのジャンゴ・ベイツにも通じ、かつ比肩するもの。素晴らしいクオリティの、フレンチ・ジャズ・ロック傑作です!女性ヴォーカルも有り!

〜ロマンティックな中にもキレとハリのある、しっとり流麗なピアノ・トリオ・サウンド!〜

THIERRY MAILLARD, ANDRE CECCARELLI, DOMINIQUE DI PIAZZA
/Il Canto Delle Montagne

(CD/Thierry Maillard)(France'16)
デボラ・セファーのパートナーとしても知られるピアニスト、ティエリー・マイヤールの'16年ニュー・リリース。仏ジャズ・ロックの大ヴェテラン、アンドレ・セッカレリ(dr)、元ジョン・マクラフリン/4thディメンションのドミニク・デイ・ピアッツァ(b)を迎えたピアノ・トリオ体制にて、しっとり流麗、ロマンティックな中にも、切れと張りのある現代ジャズ/ピアノ・トリオ・サウンドを展開。イマジナリーな広がりも十分の、注目好作です!

【入荷速報】ex.アール・ゾイのザボワチェフ、久々のソロ新作! 一人多重による、ダーク&イマジナリーなアンビエント・チェンバー! 妖美さ健在!

THIERRY ZABOITZEFF
Professional Stranger

(CD/iMD-ZABMUSIC)(France'20)
元アール・ゾイのDr.ZAB ことティエリー・ザボワチェフが、新作スタジオとしては「Planet LUBOS」('13)以来となる久々のソロをリリース。全編、ザボワチェフ(vo含む)のマルチ多重録音で、シンセ、ピアノ、アコーディオン、アコギ、ドラム等を駆使した、ダークなアンビエント・チェンバー/サントラ的なサウンドを展開しています。唐突なショッキング・ブルー"Venus"カヴァーには女性ヴォーカル参加。特にピアノの響きがイマジナリーな、流石のクオリティの仕上がりとなっています。アール・ゾイ系リスナーのみならず注目の力作!

〜ONJの別働隊がU.ゼロ化したかの如き、インパクトの強いサウンド!〜

THEO CECCALDI
/Petite Moutarde

(CD/OnJazz Records)(France'15)
これは良い!オリヴィエ・ブノワ版ONJのヴァイオリン奏者の'15リーダー作。同じくブノワONJに参加している女性サックス/ヴォイス、そしてコントラバス、ドラムスとのカルテットにて、フランス映画最初期の巨匠ルネ・クレールの1924年のサイレント映画に関わるプロジェクト作品をプレイしています。フリー・ジャズがルーツにありつつ、その緊張感溢れるシリアス/チェンバー的音像は、さながらONJの別働隊がU.ゼロ化したかの如き、インパクトの強いもの。偶然か必然か、フレンチ・レコメン/チェンバー状態の傑作!

【入荷速報】お見事! 何と、現・マグマのkbd奏者が、ピアノ/vo+弦楽カルテットで、EL&P/エマーソン・トリビュート! 溢れるエマーソン愛!

THIERRY ELIEZ
Emerson Enigma

(CD/Dood Music)(France'22)
これは驚き! 現・マグマのキーボード奏者、Thierry Eliez がリリースした、EL&P/キース・エマーソン・トリビュート・アルバム。自身のピアノ/ヴォーカル+弦楽カルテット (一部女性ヴォーカル入り)にて、"タルカス"と"永遠の謎"をミックスした組曲はじめ、"ナイフ・エッジ"、"Brain Variations"(悪・第二印象etc.)、"石をとれ"、"トリロジー"、ラストのオリジナル組曲まで。シリアス/チェンバー寄りの中に、エマーソン愛がにじみ出る、見事な内容の傑作です!


【入荷速報】これは凄い! "ヨシコ・セファーの娘婿"による、マグマ、ザッパ系ルーツ+クラシカルな女性コーラス/ヴォーカル物チェンバー・ジャズ大傑作!

 

THIERRY MAILLARD ENSEMBLE
Cameleon

(CD/UR)(France'22)
"ヨシコ・セファーの娘婿"(デボラ・セファーのパートナー)としても知られる仏ジャズの俊英ピアニスト/コンポーザー、ティエリー・マイラールの新作。今回は、サックス/フルート、チェロ、バンドネオン、ドラム等のアコースティック・バンドに、9名の女性コーラス/ヴォーカルをフィーチャーした、クラシカルで流麗な変拍子チェンバー・ジャズを展開しています。マグマ、ザッパのルーツも感じさせつつ、あくまで上品メロディアスに、そしてスリリングに迫る、これは素晴らしい大傑作です!

〜デボラ・セファーのパートナーの最新作! デボラ、ディディエ・マレルブがゲスト参加した、注目の傑作!〜

THIERRY MAILLARD TRIO
/Beyond The Ocean

(CD/Cristal)(France'13)
デボラ・セファーのパートナーとして知られるピアニスト/コンポーザー、ティエリー・マイヤールの'13年新作。コントラバス、ドラムとのピアノ・トリオを基本に、ゲストでディディエ・マレルブ(duduk)、デボラ・セファー(vln,vo)、及びウード奏者が参加しての録音となっています。エスニック・テイストも交えつつ、端正かつ鋭利なジャズ・ロック寄りのジャズをハイテンションに展開しており、聴き応え十分です。改めてマイヤールの才覚を存分に示す、会心の傑作!

〜MINIMUN VITALのキーボーディストの6年振りの2ndソロ。ファンタジックな好内容!〜

THIERRY PAYSSAN
/Dans La Maison Vibe

(CD/MUSEA)(France'11)
MINIMUM VITALのキーボーディストにして、兄弟のギタリストとのVITAL DUOでも作品をリリースしている、ティエリー・ペサンの、ソロとしては『Photos&Arlequins』('05)以来となる2ndアルバム。ピアノを中心に、一部ヴォーカルも交えたキーボード多重の録音となっており、ノルタルジックな心象風景を描いたようなイマジナリーな作風です。バンド本隊に近いイメージのパートから、サティ風、古楽調のオーケストレーションまで、控え目ながら卓越した楽曲センスが光る好内容!

【入荷速報】元アール・ゾイの鬼才ベーシスト、Dr.ZAB の活動50周年記念ソロ・コンピ3CD! ゾイ曲のリメイク含む、大充実の暗黒エレクトロ・チェンバー絵巻!

THIERRY ZABOITZEFF
50 Ans De Musique(s)

(3CD/Monstore Sonore)(France'22)
元ART ZOYD の鬼才ベーシスト、Dr.ZAB ことティエリー・ザボワチェフの、音楽活動50周年記念リリース、3CDコンピレーション。ソロ作及び"&CREW"の作品 (一部リマスター)からの選曲を中心に、ART ZOID (「PHASE IV」収録曲)の音源も収めています。ART ZOYD「Berlin」収録曲の未発'09ソロ・ライヴ、同作曲の'22リレコーディング、ART ZOYD のオリジナル・メンバー、ロココ・フェルナンデスの'71年シングル曲のカヴァー、'20年デジタル・リリース・シングルのピアノ・ヴァージョン等もフィーチャー。大充実の、暗黒・妖美なエレクトロ・チェンバー絵巻です!

【入荷速報】ART ZOYD 在籍中の'84年にリリースされた1stソロ!リマスターの初CD化盤が初入荷!デジタリーなシリアス/アンビエント・チェンバー好作!

THIERRY ZABOITZEFF
Promethee

(CD/Margen)(France'84)
元・アール・ゾイのベーシスト/マルチ・プレイヤー、ティエリー・ザボワツェフの、ゾイ在籍時の'84年にリリースされた1stソロ。'05年の初CD化盤(リマスター)、当店初入荷。デジタル系のマルチプレイに、男女ヴォイス、サックス等が加わった、当時のゾイにも通底する、退廃的シリアス/アンビエント/チェンバーを展開しています。ザボワツェフらしい暗黒ムードもたっぷりで、聴き応え十分の秀作です!チェンバー/アヴァン・リスナーはお見逃し無く!

【入荷速報】元・アール・ゾイの鬼才、こちらは'07リリース、初入荷! ダンスの為の楽曲('02-'07)を収めた、幻惑的かつイマジナリーな良作!

THIERRY ZABOITZEFF
Iva Lirma Archives 02-07

(CD/Margen)(France'07)
元・アール・ゾイのベーシスト/マルチ・プレイヤー、ティエリー・ザボワツェフの、こちらは'07リリース。当店初入荷。オーストリアの振付師/ダンサーの、Editta Braun とのコラボ・プロジェクトの為のアーカイヴ録音集('02-'07)となっています。ロック、エスノ、シリアス、エレクトロ、アンビエントを行き交う、ダークで妖美なサウンドは、ザボワツェフならではの物。幻惑的かつイマジナリーなエクスペリメンタル・チェンバーの良作です!

【入荷速報】仏のサックス奏者が率いるスペイシージャズ・ロック・バンドの新作4th! サン・ラー系ルーツ+S.マシーン系カンタベリー的、緩急自在の快作!

 

THOMAS DE PURQUERY / SUPERSONIC
Back To The Moon
(CD/Lying Lions Productions)(France'21)
アンディ・エムラー/メガ・オクテットに参加歴の有る、フランスのサックス奏者、Thomas De Purquery が率いるSUPERSONIC の4作目。自身含む3管(sax,tp)、ピアノ、ベース、ドラムの6人編成+ゲスト(vo、コーラス他)にて、サン・ラー系ルーツ(1stはサン・ラー曲集だった)の、スペイシーかつスピリチュアルなテイストと、ソフト・マシーン系カンタベリー風味が合体したような、メロディアスなジャズ・ロックを展開しています。緩急自在の、スリリングかつイマジナリーな快作です!

〜元A.エムラー/MEGA OCTETのal-sax奏者率いるバンドによる、FES+サン・ラー的アヴァン・ジャズ・ロック!〜

THOMAS DE POURQUERY / SUPERSONIC
/Sons Of Love

(CD/Label Bleu)(France'17)
アンディ・エムラー/MEGA OCTETにも参加歴のある、アルト・サックス奏者(兼vo, エレクトロニクス)Thomas De Pourqueryが結成したセクステット、SUPERSONICの、「Supersonic Play Sun Ra」('14)に続く2nd。リーダー自らの作曲(1曲サン・ラーのカヴァー)にて、フラット・アース・ソサイエティ系にサン・ラー風味をブレンドしたような、スペイシー・エレクトロ色込みの、ロック寄りアヴァン・ジャズ・サウンドを、自身のvoも交えつつ展開しています。ブラスのみならず、ピアノ/シンセやパーカッションも効果的に用いた、アッパーにしてダイナミックな仕上がりの注目・傑作!

〜元ルイ・スクラヴィス・バンドのFrancois Raulin、マルク・ドゥクレ等と中国の民族楽器奏者コラボ作!〜

TIAN XIA
/Sous Le Ciel

(CD/Label Forge)(France'05録音)
元ルイ・スクラヴィス・バンドのFrancois Raulin(p)はじめ、マルク・ドゥクレ(g)、D.ピファレリ(vln)といったフレンチ・アヴァンの強者たちが、中国の民族楽器(琴?も含む)奏者たちと共演したチェンバー・アルバム。drやel-gが活躍するチェンバー・ロック寄りの側面から、シリアスかつオリエンタルなムードまで、東洋色を絶妙に交えた、チェンバー・ロック・リスナー注目の傑作!

〜超オススメ!パスコアールやマグマなどを思わせるサウンド!〜

TIGRAN HAMASYAN
/Mockroot

(CD/Nonesuch)(France'15)
アルメニア出身、現在はパリを拠点に活動する、ワールド・ジャズ系ピアニスト、Tigran Hamasyanの'15年新作。今回は自らのピアノ/シンセ/ヴォイスに、エレキ・ベース、ドラムスをフィーチャーしたバンド編成にて、バルカン・トラッド由来の変拍子による疾走感と、流麗なフレンチ・ジャズ・ロック・テイストが相まったサウンドを展開(一部女声スキャット・ヴォーカルも有り)。結果的には、エルメート・パスコアールやマグマ、アレア(?)を思わせるような所も多い、こちら向きの傑作に仕上がっています!

〜ティム・ブレイクが、'12年にデジタル配信のみでリリースしていたアルバムが初CD化!〜

TIM BLAKE
/Noggi 'Tar

(CD/Esoteric)(France'12)
ゴング、ホークウィンドを支えたシンセ奏者、ティム・ブレイクが、'12年にデジタル配信のみでリリースしたアルバムの、初CD化。いわゆる打ち込み系のシンセ物ですが、ニューエイジでもテクノでもなく、あくまでロック的かつトリップ感の強い、らしさ十分のスペイシーなサウンドとなっています。ゴングというよりもオズリック・テンタクルスに通じる清涼感が魅力!

〜フランス産、2人の女性voをフィーチャーしたトラッド/ミュゼット系うたものチェンバー!〜

TITI ZARO
/Poeme De Zoreol

(CD/Tata Zora Production)(France'13)
フランス産、チェンバー・フォーク/うたもの系女性デュオ(ツインvo兼vln,g,ウクレレ,acc,etc.)ユニットの1stアルバム。ダブルベース、ピアノ等も加わって、フランスらしい大道/ミュゼット風味から、ラテン、フォルクローレ等に至る多彩な要素を、ややダークかつ詩的なムードで表現しています。フォーク系を下地としつつも、むしろフレンチ・チェンバー/女性vo系のリスナーに向くともいえる、面白味溢れる快作です! voはもちろんフランス語!

〜仏アヴァン/ポリリズミック系ビッグ・バンドの激スリリングな会心傑作!〜

TOUS DEHORS
/Les Sons De La Vie

(CD/Abalone)(France'16)
かつてYolkレーベルから作品をリリースしていたサックス/クラリネット奏者/コンポーザー、Laurent Dehors率いるアヴァン・ジャズ/ビッグ・バンドの'16年新作。大活躍中のドラマーFrank Vaillant含む、4管, ツインg, マリンバ/ヴィブラフォン, p/el-p等の9人編成に、ゲストでMark Ducret(g)とMatthew Bourne(p)が参加。OCTURN辺りを思わせるポリリズミック系のみならず、非常にスリリングかつハイテンションなコレクティヴ・インプロも交えた、息をつかせぬダイナミックな内容を収めています。シリアス寄りのフレンチ・アヴァン/ジャズとして、必聴クラスの会心傑作です!

〜元TAI PHONGのドラマーによる新作ソロ・アルバムが登場!アダルトかつソフトなメロディアス・シンフォニック・ロック〜

T.PHAN
/Last Warrior

(CD/MUSEA)(France'10)

元TAI PHONGのドラマー:ステファン・カウサリウーによる、実質的ソロ・アルバム。英語ヴォーカル含むマルチプレイにて、女性コーラス、ベース、ヴァイオリンがゲスト的に加わって、80年代風のアダルトかつソフトなメロディアス・シンフォニック・ロックを聴かせます。近年のATOLLも思わせる、ややデジタリーなMUSEA サウンド的音づくりの中、ほのかな東洋風味や、PINK FLOYD〜CAMEL系のヴォーカルパートもフィーチャーした。聴き応えのある力作!ヴェテランらしい円熟味、TAI PHONGリスナーならずとも注目ですよ!

〜フレンチ・ジャズロック屈指の名作群がリマスター&紙ジャケ化!〜



TRANSIT EXPRESS
/Priglacit
(SHMCD/Belle Antique)(France'75)
/Opus Progressif(SHMCD/Belle Antique)(France'76)
/Couleurs Naturelles(天然色)(SHMCD/Belle Antique)(France'77)
DAVID ROSE
/Distance Between Dreams
(SHMCD/Belle Antique)(France'77)
/Live 1978(SHMCD/Belle Antique)(France'78)
イヴ・シモンのバックバンドとして活動しながら、フレンチ・ジャズロック屈指の名作を残したトランジット・エクスプレスの3枚のアルバムと、後期のメンバーだったデヴィッド・ローズの唯一のスタジオ・アルバム及び78年の演奏を収めたライヴ盤がSHM-CD、リマスター&紙ジャケットで再登場。トランジットの作品(いずれもボーナストラック追加収録)はプログレッシヴ色の強い、ジャズロックの王道を行くもので、テクニカルかつクリアーなサウンドが楽しめます。ローズの『Distance Between Dreams』も同時期に作られた『Couleurs Naturelles(天然色)』に引けを取らない名作。トランジットの全メンバーが参加しており、正に全盛期と言える見事な演奏を展開しております。『Live 1978』はポップ路線に転向する直前の貴重な録音。スリリングで白熱した演奏が収められており、ファン必聴の内容です。

〜元TIEMKOのkbd奏者がTRAVELLING名義で発表した新作ソロ!多数のゲストを迎えたイマジナリーな一枚!〜

TRAVELLING
/Travelling
(CD/Musea)(France'08)

元TIEMKOのkbd奏者、Jean-Jacques ToussaintがTRAVELLING名義でリリースしたソロ・アルバム。自らkbdのみならずコントラバスやアコ・ギをプレイしている他、g、b、dr、管、弦、アコーディオンなど、多数のミュージシャンが参加しての録音です。TIENKOの延長上にある、ディシプリン・クリムゾン風ポリリズムを用いた硬質なシンフォニック・ナンバーから、よりシリアスなミニマル/チェンバー的オーケストレーション、管弦入りのジャズ・ロック寄りの面まで、フランスならではのプログレッシヴ・インストを収めています。スリリングかつイマジナリーな仕上がりの、大穴的秀作!

〜仏の女性弦楽奏者によるミステリアス・チェンバー作!〜

TRIO ZEPHYR
/Sauve Tes Ailes

(CD/La Buissonne)(France'12)
フランス産、vln、viola、celloの女性トリオ(vo入り)が、perc奏者を交えて制作した'12年リリース作! ミステリアスなチェンバー/クラシカル/シリアス・トラッド・テイストも交えています!

〜ヤニック・トップがアンドレ・チェカレッリと組んでいたバンドの唯一作が初CD化!〜

TROC
/Troc

(CD/Fremeaux & Associes)(France'73)
フレンチ・ジャズ・ロック系きってのドラマー、アンドレ・チェカレリが、Alex Ligertwood(vo/後にブライアン・オーガー、サンタナ、D.サンシャス)、そしてマグマ参加以前のヤニック・トップ(b)らと組んでいたバンドの唯一作が初CD化(リマスター、ボーナス2曲/M5,7追加)。ボーナス曲及び本編のM3には、フランシス・モーズ(b)、クロード・アンジェル(g/M5には不参加)も加わっています。Ligertwoodのソウルフルな英語voもフィーチャーした英米スタイルのファンキー/クロスオーヴァー・サウンドの中、トップらしいベース・プレイも随所で味わえる、マグマ周辺リスナーのみならず注目の秀作!

〜ダーク目アヴァン・ジャズを好む向きは注目の、エレキギター入りのフレンチ・アヴァン・ジャズ!〜

TWEEDLE DEE
/Tweedle Dee

(CD/Coax Records)(France'13録音)
注目のCoaxレーベルより、こちらは'13年録音作。3管, エレクトリック・ギター, オルガン, b, drの8人編成にて、現代音楽/ノイズ寄りの側面から、重量感のある骨折ポリリズミック系まで、シリアス/エレクトロ風味を交えつつ、スリリングに展開しています。ダーク目アヴァン・ジャズを好む向きは注目の力作!

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