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REVIEW ARCHIVES:SOUTH-AMERICA B-C
[こちらは、これまでに当店に入荷した商品のレビューのアーカイヴです。
価格・在庫の有無はSET SALE LISTを参照するか、またはお問い合わせください]

〜南米の至宝、待望のリマスター&紙ジャケ化〜

BACAMARTE
/Depois Do Fim(終末の後)
(SHM-CD/Belle Antique)(Brasil'83)
南米屈指の名作でありながら入手困難な状態が続いていた、バカマルテの唯一のオリジナルアルバムがSHM-CD、リマスター&紙ジャケット、インサート付で遂に再登場。マリオ・ネト(Gr.Vin)を中心に、キーボード、ベース、ドラムス、フルート/アコーディオン、パーカッション、女性ヴォーカルの7人が展開する演奏は、PFMなどのイタリアン・ロックの影響を感じさせるもので、メロディアスかつリリカルで躍動感に富んでおります。ドラマティックこの上ない、南米ならではの極上シンフォニックロック作品です。

【入荷中・ベル・アンティーク紙ジャケット】アルゼンチン・シンフォニックの大傑作、バナナの'79作品!イタリア風の叙情派歌もの系の逸品!

バナナ
影法師(今はまだ夢見るとき)

(SHM-CD/Belle Antique)(Argentina'79)(税込¥3,457)
69年にセザール“バナナ”プエイレドン( vo.& k.b.)を中心に結成され、80年初頭まで活動を続けたアルゼンチンのバナナ。6枚のアルバムを残したが、1979年にリリースした本作だけがシンフォニック・ロック作品としてマニアに高く評価される逸品。ラテン的たおやかなヴォーカルにシンフォニックな演奏がブレンドされ、ラテンでしか生まれない叙情を感じることができる素晴らしいアルバム。初紙ジャケット、SHM-CD、最新リマスターの決定版!

〜南米叙情派シンフォの名作「影法師」丸ごと全曲に次作からの5曲を加えた、大充実のマスト・アイテム!〜

BANANA
/Etapa Sinfonica 79-80

(CD/Belle Antique)(Argentina'79/'80)
アルゼンチン産ポップ/バラード系シンガーとして知られたCesar "Banana" Pueyrredon (kbd, p, co, cho)すなわちバナナが、最もシンフォニック・ロックに接近していた時期の'79年名作にして、CDが長らく廃盤で入手困難だった、あの「Aun Es Tiempo De Sonar」(「影法師」)丸ごと全曲(曲順は変更)に、同傾向の次作「Luciado」('80)からの5曲を加えた、待望の再発。うたもの色を残しつつ、ジェネシス、イエス、フォーカス等ルーツのドラマティックな音作りを聴かせる'79年作はもちろん、よりテクニカルなインスト志向の'80年楽曲も秀逸な、イタリア叙情派にも通じる内容はまさにマストです!

〜チリ産、80'sフルート&女性ヴォーカルをフィーチャーした情熱のプログレハード〜

LA BANDA DEL GNOMO
/El Canto Del Angel
(CD/Mylodon)(Chile'80s)
チリで、80年代に活動するもアルバムを残さなかった、幻のプログレ・ハード系バンドの、89年に録音していた1stアルバム用の音源を含む未発表集(80'〜90')。80年代らしい、タイト&コンパクトにドライヴする曲想の中、JETHRO TULL系のフルート、kbd、パワフルな女性ヴォーカル(後半4曲は男性ヴォーカル)を押し出して、南米ならではの感触です。基本的にデモと思われるだけに音質はラフですが、南米叙情ハード・マニアは見逃せない、レアかつ充実のリリースになっています。

〜ブラジル産、CAMEL〜GENESIS系ルーツの、しっとりとした泣きで迫る叙情派シンフォニック新鋭!〜

BANDA DO SOL
/Tempo

(CD/Cooperdisc)(Brasil'10)
82年に唯一作を残し、その後解散したブラジリアン・シンフォニック・ロック・バンドが、当時のメンバーを再集結させての復活作となる2ndアルバム。母国語ヴォーカル/フルート/ギター、ギター、ベース、ドラムス、キーボードの5人編成で、ビリー・シャーウッド(g)が2曲でゲスト参加しての録音になっています。アンディ・ラティマー、もしくはマルクス・ヴィアナを思わせるヴォーカル、泣きのギター、メロトロン音なども含めたキーボード・サウンドに彩られた、CAMEL〜GENESIS系の叙情派サウンドは、南米色を強めたTEMPUS FUGITともいうべきもの。ボーナス・ライヴ・トラックも含め、クオリティ十分の傑作です!

【入荷速報】メキシカン・チェンバー/レコメンのヴェテラン、久々の新作! 多彩なタッチでの、ド硬派インプロ系、カトラー、フリス、カウ系+フリー・ジャズ力作!

BANDA ELASTICA
Pandemonium

(CD/Luna Negra)(Mexico'22)
'87年にデビュー作を出している、メキシカン・チェンバー/レコメンのヴェテラン、バンダ・エラスティカの、ライヴ「Aqui〜」('13)に続く、久々の新作。エレキ・ギター、サックス、エレキ・ベース、サックス等による、基本的にはド硬派のインプロを収めています。ヘンリー・カウやカトラー&フリスを思わせる演奏から、多少なりとも楽曲性の有るナンバー、ジャズ/フリー・ジャズ・タッチまで、意外なまでに多彩なアプローチで聴かせる、邪悪なムード漂う大力作です!

〜メキシコ産、クリス・カトラーとの録音含む、レコメン寄りアヴァン・ジャズ・ロック・バンドのライヴ集!〜

BANDA ELASTICA
/Aqui, Alla Y Aculla

(CD/Luna Negra)(Mexico'94-'08収録)
'80年代より活動し、レコメンデッド系ネットワークで紹介された、メキシコきってのアヴァン・ジャズ・ロック・バンド、BANDA ELASTICAのライヴ・トラックス。'94年のNYC/ニッティング・ファクトリーでの快演M1〜6はじめ、'99年、'06年、そしてクリス・カトラー(dr)がゲスト参加した'08年のインプロまで、たっぷり70分強収録。後半はシリアスなインプロが中心ですが、作曲もの主体の'94年テイクは特に聴きもので、ラテン/チンドン+ヘンリー・カウ+ザッパ+新生クリムゾン的サウンドが炸裂しています。注目の充実盤!

〜チリ産プログレ・フュージョンバンドの再結成新作〜

BANDHADA
/Open Cage
(CD/Mylodon)(Chile'09)
80年代に、CAMEL〜カンタベリー風味のジャズロック/フュージョンの好作を発表したバンダーダが、何と復活してリリースした新作。Kbd/Piano/Organ、Gr、Ba、Drの4ピース+ゲストSax/fluteにて、南米らしいメロディと親しみ易さの中にも流麗なシンフォニック・センスを感じさせるサウンドが素晴らしい、聴き応え十分の快作!

〜ジャケに反して、音はシンフォニック!元・パブロのシンガー参加バンドの新作3rd!炎フロイド+初期KC的!

LA BARCA
Argentina Nunca Mas

(CD/El Zaino)(Argentina'19)
アヴァン・ロックのようなジャケだが、実はこれが、シンフォニックな叙情派の、アルゼンチン産バンドの新作3rd。それもそのはず、元・パブロ・エル・エンテラドールのホセ・マリア・ブラン(vo、g、kbd)がメンバーとして参加している。サックスもフィーチャーした、「炎」期フロイド基調に初期クリムゾン、ジェスロ・タル等のルーツと、アコースティックな南米色を交えた音像を展開している。アルゼンチンらしさが十分に感じられる、充実の秀作である。

〜これは出来良し!ブラジル産叙情派インスト・シンフォニック・バンド!〜

BATTESINI
/Scored Fractals

(CD/RockSymphony)(Brasil'11)
ブラジルのギタリスト/キーボーディストのサウロ・バッテシーニが、長年暖めてきたプログレッシヴ・ロックへの想いを具現化した、インスト・シンフォニック・プロジェクトの1stアルバム。マイク・オールドフィールド影響下のギターを軸に、曲によってはフルート奏者も加わったバンド編成にて、スティーヴ・ハケットやKING CRIMSONからの影響が香るタッチから、バロック・クラシカル風まで、メロディアスかつタイトなサウンドを展開しています。MINIMUM VITALなどのMUSEAレーベル系に通じる一方、南米ならではの爽快さも十分に感じられる秀作です!

〜E.ジスモンチの愛娘によるトリオ名義での初アルバムは、しっとり上品&躍動感も十分なブラジリアン・ジャズ!〜

BIANCA GISMONTI TRIO
/Primeiro Ceu

(CD/Sambinha Import)(Brazil'15)
言わずと知れたブラジルの偉才、エグベルト・ジスモンチの愛娘にして、これまでデュオ・ユニット「ジスブランコ」やソロ名義で作品を出しているピアニスト、ビアンカ・ジスモンチ、トリオ名義での初アルバム。一部ビアンカ自らvoをとるピアノ・トリオ体制で、曲によってゲスト(M5には元バカマルテの女性vo、Jane Dubokが参加)も交えた録音となっています。しっとり上品かつ端正なブラジリアン・ジャズを基調としつつ、変拍子リズムやクラシカル・タッチも交えた躍動感も十分のサウンドは、まさにプログレッシヴ・リスナー向きです。才気溢れる、注目の傑作!

【入荷速報】アルゼンチン産、不思議ダーク/ヘヴィ系インスト・プログレ! キャメル/イエス系シンフォ+ラッシュ/シアター系ハード+クリムゾン

 

BLACK EXPRESSION
Mundo Real

(CD/Viajero Inmovil)(Argentina'22)
アルゼンチン産、不思議ミクスチャーなダーク・インスト・プログレッシヴ・インスト、2作目。 ギタリスト/コンポーザー(bもプレイ)、エデュアルド・マルチネスが率いる、キーボード、ドラムとのトリオ編成(一部ゲストvo)。キャメル/イエス系シンフォと、ラッシュ/シアター系ハード/メタル、クリムゾン、ゴブリン/ゾンビ系をミックスした、摩訶不思議な質感のサウンド(キーボードはオルガン、シンセ等アナログ系)は、メタリック・プログ・インストの変種とも言える、非常に個性的かつ高水準。力作です!

【入荷速報】アナログ・シンセたっぷり!アルゼンチン産、レトロ・モダンなインスト・トリオの1st! キャメル、クリムゾンからラッシュ、LTEまで、メロディック技巧派傑作!

BLACK EXPRESSION
Regreso A Casa

(CD/Viajero Inmovil)(Argentina'21)
アルゼンチン産、ギタリスト/コンポーザーのエドュアルド・マルチネス(bもプレイ)が率いるトリオ(g/b,kbd.dr/per)新バンドの1st。ミニ・モーグ等のアナログ・シンセをたっぷりフィーチャーしたインスト・サウンドは、キャメル等メロディックと、ラッシュ〜リキッド・テンション・エクスペリメント、更にはゴブリン/ゾンビ系が合体したような、古典的かつモダンな物。21分超の長尺ナンバー含め、ダークかつスリリングに迫る、これは注目の技巧派傑作です!

〜ELP/カンサス系の'70年代志向のプログレ・ハード的シンフォニック新鋭による、痛快なデビュー作!〜

BLUE MAMMOTH
/Blue Mammoth

(CD/Masque)(Brazil'11)
ブラジルから登場したELP/カンサス系ルーツの、プログレ・ハード寄りシンフォニック新鋭バンドの1st。kbd/リードvo(英語),g/fl,b/チェロ/fl,dr/perの4人編成にて、パワフルかつダイナミックなアメリカン・テイストのサウンドを展開しています。いわゆるプログレ・メタル色は無く、エマーソン影響下の派手なkbdワークと三連リズムで押すパートから、メロディアスなvoパートまで、'70年代志向の仕上がりは手応え十分です。かつてのマグナ・カルタ・レーベル風ともいえる、痛快な仕上がりの傑作!

〜アルゼンチン産ダーク&シリアスなタンゴ・チェンバー系新鋭バンドが登場!〜

BOSNNIA
/Ferias Y Fiestas De La Posguerra

(CD/Bosnnia)(Argentina'14)
注目のアルゼンチンより登場した、タンゴ・チェンバー系新鋭バンドのアルバム。バンドネオンとおぼしき楽器も用いたサウンドは、タンゴをルーツとはしていますが、かなりシリアスにしてダークな音像は、ほとんどチェンバー/レコメン。リズミカルなパッセージには、ヘンリー・カウ系の影響もありそうで、南米らしい甘美なメロディを交えたヴァイオリン、ベース、ドラムス等のアンサンブルは手応え十分!お見逃しなく!

【入荷速報】ブラジルのギタリストが率いる、室内クインテットの'19年1st、初入荷! ミニマル/クラシカル寄りの、上品な南米チェンバー・ジャズ秀作!ジュルベルヌ系ファンにも!

BRAZU QUINTE
Brazu Quinte

(CD/No Label)(Brazil'19)
ブラジル産、エルメート/ジスモンチ系ジャズ・ロック・バンド、GRUPO MENTE CLARAのギタリスト/作曲家のFabio Leal をリーダーとする、ギター、フルート、ヴァイオリン、チェロ、ピアノの室内クインテットの'19年1st。当店初入荷。基本アコースティック(エレクトリック・ギターも使用)にて、上品かつ端正なミニマル/クラシカルより室内ジャズを展開しています。ラテン色も有る一方、クラシカルなテイストも強く、南米版ジュルベルヌ的ムードも感じさせます。チェンバー・リスナー注目の秀作です!

〜ブラジルのギタリストが一人マルチで展開する、イエス+メロディック・ハード+エスノ的なハード・シンフォ!〜

BRUNO MANSINI
/The Golden Soul

(CD/Bruno Mansini)(Brazil'16)
元々はイエスのコピー・バンドのメンバーだった、ブラジルのマルチ・プレイヤー/シンガーの「Secret Sign Of Green」('15)に続く最新3rdソロ。今回もvo含む全てのパート(drは打ち込み)を一人マルチで録音しており、まさにイエス直系+メロディック・ハード+エスノ風味的な音像になっています。所々マリオ・ミーロ/セバスチャン・ハーディーやサグラドのポップなところに通じる一方、全体にはやはりビリー・シャーウッドを想起させます。ラテン/インド風パーカッションの導入が特徴的な、個性も十分の高水準力作!

〜昨今の青春系サウンドにもリンクする、一人多重で創りあげた、メロディアス・シンフォ!〜

BRUNO MANSINI
/Dreams From The Earth

(CD/Bruno Mansini)(Brazil'13)
ブラジルのマルチ・プレイヤー/シンガー、Bruno Mansiniが一人多重で創りあげた、メロディアス・シンフォニック・アルバム!ジェネシス〜キャメル系を下地に、ミナス〜AORタッチのヴォーカル・メロディを壮麗なアンサンブルと共に聴かせます。ジャディス系、あるいは昨今の「青春系」の流れにもリンクした、注目の高水準秀作!

【入荷中・ベル・アンティーク紙ジャケット】南米きっての硬派シンフォニック大傑作、ブブの'78年唯一作!オザンナ、チェルヴェッロを思わせる圧巻のサウンド!

ブブ
アナベラス

(SHM-CD/Belle Antique)(Argentina'78)(税込¥3,457)
中南米硬派系シンフォニック・ロックの傑作と位置付けられているアルゼンチンのブブ、1978年リリースの唯一作。クラシック、ジャズの要素を巧みに取り入れ、プログレッシヴ・ロックとして昇華させた独特の作風は、フルート、サックス、ヴァイオリン等の生楽器と硬質なメロトロンを加え、聴く者を圧倒する完成度を誇り、全てのプログレッシヴ・ロック・ファン必聴の名盤として今なお、歴史に君臨する。初紙ジャケット、SHM-CD、最新リマスターの上、2曲のボーナス・トラックを加えた究極の再発!

〜これは凄い!超名作1st「Anabelas」をも上回る傑作2ndを引っさげ、なんと40年振りにブブが復活!〜

 

BUBU
/El Eco Del Sol

(CD/Belle Antique)(Argentina'18)
1978年、アルゼンチンにて作曲家ダニエル・アンドレオリの構想する曲をロック編成で実現させ、キング・クリムゾンの描いた世界をザッパの緻密さとオザンナの狂熱性で拡張した大傑作の唯一作「Anabelas」('78)で名高いブブが40年振りに復活!中心人物アンドレオリ以外の全てのメンバーは一新しつつも、vlnや管、混声合唱などのゲストを得て、壮大なヴィジョンと狂おしいまでの情熱、時に挟まれるラテン的叙情によるファースト以上の音世界を創出。40年の時を隔てて、プログレッシヴ・ロックの全盛期の創意と探求心がそのまま最上級の形で甦った驚異の傑作!

※国内盤ベル・アンティークより11/25リリース!

〜メキシコ産、後期〜新生クリムゾン+民族ジャズ・ロック!〜

CABEZAS DE CERA
/Hecho En Mexico
(CD/Mexico.'07)
既に多数のアルバムをリリースしている、メキシコ産後期〜新生クリムゾン系プログレッシヴ+民族ジャズ・ロック・バンドの、07年ライヴ・アルバム。dr/per、スティック/g、サックス/Midiウインドのトリオ(+マニピュレーター)にて、ポリリズミックな疾走感と、メキシコならではの妖しくトリッピーな民族ジャズ風味が共存した、アグレッシヴかつダイナミックなサウンドを展開しています。演奏力は非常に高く、エフェクティヴかつマルチフルなプレイで音の厚み、広がりも申し分のない、格好よさ抜群の快演!

〜名実ともにブラジルを代表するシンガーの、最もブッ飛んだサイケな奇作!限定再発!〜

 

CAETANO VELOSO
Araca Azul

(CD/Elemental Music)(Brazil'72)
名実ともにブラジルを代表するシンガーの一人である、カエターノ・ヴェローゾが、'72年にリリースした、例外的な奇作。一体何があったのかというほど、ブッ飛んだ内容で、ヴォイス・コラージュ系交えた、ヘンテコなブラジル・アシッド・フォーク&ロックを収めている。正に時代が生んだ、ケヴィン・エアーズやデヴィッド・アレンのリスナーも注目と言える、珍品にして名盤である。リマスター、紙パッケージ限定盤。

[入荷速報]'81年にリリースされた、メキシカン・シンフォニック・バンドの唯一作!複雑なイエス系インストは、時にイタリアを思わせる!メキシコ盤紙ジャケ!

 

CAJA DE PANDORA
Caja De Pandora

(CD/Sol&Deneb)(Mexico'81)
「パンドラの箱」を名乗る、メキシコのシンフォニック・バンドが、'81年にリリースした唯一作。クラシカルなキーボードと、ギターを中心にした、イエス系の複雑なインスト・サウンドを展開しています。自主制作然とした音質と、たどたどしい演奏ゆえ、アングラ・ムードが先に立ちますが、そこも込みでの秘宝的な魅力があります。時に、バンコ等イタリアン・ロックを思わせる、正に力作です。'10年リリースの、メキシコ盤紙ジャケット、5曲ボーナス収録(うち2曲はライヴ)。

〜チリよりキワ物的個性派新鋭登場!強いインパクトのある民族系プログレッシヴ・サウンド!〜

CANGACEIRO
/AlumbRamiento

(CD/Mylodon)(Chile'09)
97年に結成されたという、チリ産民族プログレッシヴ系バンドが、Mylodonレーベルよりリリースした、恐らく1stアルバム。ケーナなどの民族管楽器や、サックス、パーカッションも含む編成にて、いわゆるフォルクローレ色と、KING CRIMSON系ヘヴィ・プログレッシヴ、或いはジャズ・ロックなどをブレンドした、強いインパクトのサウンドを、インスト主体(一部ヴォーカル入り)で展開しています。結果的には中期のCONGRESOを思わせるところも多い、オススメの快作!

〜アルゼンチン産、歌物Progの好バンド、通算4作目。タンゴ色も交えたコンパクトな良作〜

CANTURBE
/Tangos En Espera

(CD/Trivium)(Argentina'11)
80年代及び83年にアルバムを制作し、92年に一度解散、その後復活し、08年に3rdアルバムをリリースした、アルゼンチンの歌物プログレッシヴ・ロック・バンドの通算4作目となる新作。コンパクトでポップな作風の中にも、ゲストのバンドネオン奏者によるタンゴ風味や、フォルクローレ系のアレンジも織り込んだ、アルゼンチンらしいサウンドになっています。スピネッタ風のヴォーカルや、泣きのギター、しっとりとしたピアノなど、南米の叙情たっぷりの秀作です。

〜女性vln奏者らにより結成された、しなやかに躍動するパスコアル〜ツワルギ直系サウンドの新バンド!〜

 

CAROL PANESI & GRUPO
/Primeiras Impressoes

(CD/Carol Panesi)(Brazil'18)
かつてイチベレ・ツワルギのORCHESTA FAMILIAに参加していたブラジルの女性vln奏者が、p, b, drとの4人編成で制作(H.パスコアルらもゲスト参加)した1stアルバム。パスコアル〜ツワルギ直系の、しなやかに躍動する複雑怪奇な楽曲に女性らしい優美さとvlnジャズ色を加えた内容は素晴らしく魅力的です。vlnのみならずスキャットvoもこなす、俊英ひしめくパスコアル・ファミリーの中にあっても一際注目の新星による、ブラジリアン・ヴァイオリン・ジャズ・ロックの傑作!

〜メロトロン音も含む重厚なkbdワークと母国語voもフィーチャーした劇的な傑作!〜

CARAVELA ESCARLATE
/Caravela Escarlate

(CD/Caravela Escalate)(Brazil'17)
ブラジルのマルチ・プレイヤー(b/g/アコギ)/シンガー、David Paivaをリーダーに、ヴィンテージ・プログ系バンドARCPELAGOのkbd奏者R.Rodriguesらと組んだトリオ・シンフォニック・バンドの、「Rascunho」('16)に続く2nd。大まかにはイエス〜EL&P系ルーツといえる、メロトロン音も含む重厚なkbdワークと母国語voもフィーチャーした、濃厚ダイナミックな'70年代指向のサウンドは熱気十分です。レトロな疾走パートからアコギを絡めたアレンジまで、kbdシンフォ・リスナーのみならず注目の劇的な傑作!

【入荷速報】メキシカン・シンフォ代表、4年振り新作! ヴァイオリンを押し出した、EL&P、U.K.、ハケット系の熱くドラマティックなサウンドが炸裂!またも大傑作!

CAST
Vigerimus

(CD/Progressive Promotion)(Mexico'21)
現在のメキシコで孤軍奮闘するシンフォニック・ロック・バンド、キャストの、「Power And Outcome」('17)に続く新作20th。(結成は'78年、アルバム・デビューは'94年)リーダー、Alfonso Valdes (kbd)はじめ、NEW TROLLS 「The Seven Seasons」に参加歴のあるヴァイオリン奏者、Roberto Izzo 、専任英語ヴォーカル、女性コーラス含む7人編成にて、分厚くドラマティックな、サウンドを展開しています。ヴァイオリンも大活躍する、EL&P、U.K.、ハケット、クリムゾン等ルーツの熱く高揚感の有る音像が、今回も炸裂。流石のクオリティとパワーの、またも大傑作です!

〜ヴァイオリンを押し出した、ハードな高揚感溢れる盛り上がりっぱなしの通産20作目!ド傑作!〜

CAST
/Power And Outcome

(CD/Progressive Promotion)(Mexico'17)
Alfonso Viddles(kbd)をリーダーに、メキシコで孤軍奮闘を続ける大ヴェテラン・シンフォニック・バンド、CASTの、記念すべき20作目となる新作。前作「Vida」('15)が旧曲の再録だったため、純粋な新作としては「Arsis」('14)以来となります。前作から加入したR.Izzoのヴァイオリンを押し出した、ハケット〜ELP〜UK等ルーツの熱きサウンドは、よりハードかつダイナミックに。男性リードvo(英語)、女性コーラス、メタリックなギター等を含む7人編成による勇壮なメロディと、やり過ぎなまでの押しパート、変化に富んだ曲構成は、まさに熱血エネルギッシュ。傑作続きの近作群にあっても、一際輝く会心傑作!

〜名作を連発するメキシカン・メロディアス・シンフォの雄、CASTの新作は流石の仕上り!〜

CAST
/Vida

(CD/Cast)(Mexico'15)
メキシコで孤軍奮闘を続ける熱血メロディアス・シンフォニック・バンド、CASTの、「Arsis」('14)に続く新作19th。英語リード・ヴォーカル、女性コーラス含む、前作から不動の6人に加え、新たに今回はヴァイオリン奏者をメンバーとしてフィーチャー、更にゲスト・フルート/サックス、弦楽カルテットも交え、更にダイナミックで音数の多いサウンドを展開しています。ハケット、UK等ルーツにハードな高揚感と、たたみかける疾走感、クラシカルな引きの叙情まで、新加入のヴァイオリンも随所で活躍を見せる、傑作揃いの近作中にあっても抜群の魅力を放つ、正に会心大傑作!ジャケットはポール・ホワイトヘッド。

〜メキシコ産シンフォニック・ロック・バンド最新作!〜

CAST
/Arsis

(CD/Cast)(Mexico'14)
'94年のCDデビュー以来、数多くの作品をリリースし、近年も傑作クラスを連発しているメキシカン・シンフォの雄、キャストの、「Art」に続く新作18th。M2及び組曲M3の冒頭部に英語/母国語のvoが入る以外はオール・インストで、30分を超える組曲M1はじめ、従来以上にハード&テクニカルな色を押し出しています。ハケット〜U.K.系をルーツとした流麗なピアノやフルートもフィーチャーした、熱くエモーショナルなサウンドは今回も上質なもの。流石の傑作です!

〜'90年代より多数のアルバムをリリースする、メキシコを代表するシンフォ・バンド最新作! ハード&テクニカルな会心の傑作!〜

CAST
/Art

(CD/Derechos Reservados)(Mexico'11)
'90年前後より多数のアルバムをリリースし、メキシコに於いて代表的な存在となっているシンフォニック・バンド、CASTの'11年ニュー・アルバム。kbd,dr,g,専任vo(英語),b,sax/flの6人編成にて、ハケット/ジェネシス系をルーツとしつつ、これまでで最もハード&テクニカルと言える、ハイ・テンションなサウンドを展開しています。プログレ・メタル色をも取り込んで、押しまくるアンサンブルと弾き倒すソロ、そして爽快な抜けの良さが際立つ、会心の傑作です!

〜メキシカン・シンフォニックの雄'08新作が2枚組で登場!〜

CAST
/Originalis
(Mexico.'08)(CD/Musea)
Baja Progフェスの主催者でもあり、現代のメキシコにおいて孤軍奮闘しているシンフォニック・ロック・バンド、CAST。「Com. Union」('07)に続く、通算23枚目は、2枚組、トータル100分近い大作となりました。ハケット/ジェネシス系、ELP系ルーツの基調は保ちつつ、今作はより重厚なクラシカル/イタリア風味を押し出した、壮麗なサウンドに仕上がっています。熱い男女vo、流麗なフルート、サックスも印象的な、堂々たる完成度の一枚。またしても傑作です!!

〜アルゼンチンのチェンバー・バンド、FACTOR BURZACOの女性vo!キュートなチェンバー・ポップ!〜

 

CATU KUA
/Que Vengen Los Pajaros

(CD-R/Viajero Inmovil)(Argentina'18)
アルゼンチンのチェンバー・ロック・バンド、FACTOR BURZACOの女性シンガー、カロリーナ・レストッチアの実質別名義のソロ・プロジェクトの、「Lomas」('13)以来久々となる2作目。タイトルは『鳥が来る』の意。CD-R、トールサイズ変形・絵本風パッケージ。WA-HA-HA期の小川美潮を思わせる、実にキュートな母国語voに、FACTOR BURZACOよりもオルタナ・ロック寄りのチェンバー・ポップ・サウンドが合体した内容は面白味十分である。シンプルな編成のバックも絶妙な、彼女の魅力に溢れた仕上がりの力作。

〜FACTOR BURZACOの女性シンガーを中心とした、オルタナ・ポップ・ユニット!〜

CATUKUA
/Catukua

(CD/Catukua)(Argentina)
アルゼンチンのチェンバー・ロック・バンド、FACTOR BURZACOの女性シンガー、カロリーナを中心とした、ポスト・ロック/オルタナ・ポップ系ユニットの作。小川美潮ばりの、キュートな歌声がたっぷり味わえる、こちらも注目の快作! 変型紙パッケージ!

[入荷速報]これは良いです!アルゼンチン産、エクスペリメンタルなラテン・ポップ系女性ヴォーカル! プログレッシヴ風味やスピネッタ・ルーツも有りの、正にこちら向き傑作です!

CCI KIU
Cameleonicx

(CD/Melopea)(Argentina'19)
アルゼンチンの女性シンガー・ソングライター、セシリア・キローカのソロ・プロジェクトの2作目。打ち込みリズムも用いた、現代的エレクトロ/アコースティック・ラテン・ポップ〜歌物ですが、フルートやエレクトリック・ギター入りのプログレッシヴ風味や、スピネッタ系の変拍子メロディを絶妙にブレンド。南米特有のメロウネスと実験性、そして親しみ易さが共存した、正にこちら向きの傑作です。名門Melopeaレーベルより。

【入荷速報】とにかく弾き倒すキーボードが壮絶! メキシコ産、プラネット X + LTE 的、メタリック技巧派インスト・プロジェクト2nd!

CDG PROJECT
Visions

(CD/Azafrn Media)(Mexico'22)
メキシコ産、RETSAM SURIV のキーボード奏者、クリスティアン・デル・ジョルジオのソロ・プロジェクト2作目。ドラマーを正式メンバーに、2名のギタリストも加わっての録音。デレク・シェリニアン/プラネット X と、ジョーダン・ルーデス/リキッド・テンション・エクスペリメントの中間を行く、変拍子まみれのテクニカル&メタリック・インスト。とにかく弾き倒すキーボードが壮絶。技巧派リスナー必聴の傑作です!

【入荷速報】アルゼンチンのRETSAM SURIV のキーボード奏者のソロ・プロジェクト作('19)! PLANET X 〜D.シェリニアン系、超絶技巧・弾き倒しメタリック・インスト、痛快作!

CDG PROJECT
Ascension

(CD/Azafran Media)(Argentina'19)
現在までに2枚('09,'14)のアルバムを出している、アルゼンチンのハード・シンフォニック・バンド、RETSAM SURIV のキーボード奏者、Cristian Del Giorgio のソロ・プロジェクト、'19年作1st。当店初入荷。これでもかと繰り出される、テクニカルなキーボードの弾き倒し/畳かけるアンサンブルを軸とした、PLANET X 〜 デレク・シェリニアン系メタリック・インストはインパクト十分。適度な引き(ピアノ、シンセ)も絶妙に交えて一気に聴かせる、技巧派リスナー注目の、徹底ぶりが痛快な一枚です!

〜アルゼンチン産、ラテン/カンタベリー風うたものソフト・プログレッシヴ新鋭バンド!〜

CEFERINO
/Piel De Pino

(CD/Ceferino)(Argentina'13)
アルゼンチンで'09年に結成されたレトロ系うたものソフト・プログレッシヴ・バンドの1st。kbd/p,g/vo,b,drの4ピースにて、オルガン音主体のkbdと母国語vo、そして熱いgワークをフィーチャーした、親しみ易くも屈折感のあるサウンドを展開しています。キャラヴァン等のカンタベリー系、フロイド、フォーカス、更には自国のSERU GIRAN当たりのルーツを感じさせる、ノスタルジックかつハートフルな音像は魅力十分です。南米ならではの好内容秀作!

〜'77年にリリースされた、プログ・リスナー向きブラジリアン・フュージョンの傑作!AZYMUTH系!〜

CESAR MARIANO & CIA.
Sao Paulo Brasil

(CD/Mr Bongo)(Brazil'77)
ブラジルのkbd奏者/作・編曲家にして、かのエリス・レジーナのパートナーとして知られたセザル・カマルゴ・マリアーノが、バンドCIA.を率いて'77年に制作した1st('80年にラスト作2nd有り。以降ソロ中心に)。ツインg、b、drとのクインテットにて、初期AZYMUTH辺りを思わせる、ややファンキーなグルーヴと都会的メロウネスが共存したサウンドを展開している。時にシンフォニック・フュージョン的なアレンジも含む、プログ・リスナー向きのブラジリアン・ジャズ/フュージョンの傑作である。

【入荷速報】何と、チャック・ムールの'20年新作6th! オリジナル・ギタリストを中心に、ダウナーで妖美なメロディアス・インスト・プログレを展開!

CHAC MOOL
2020

(CD/Sol&Deneb)(Mexico'20)
メキシコを代表するハード/プログレッシヴ・バンドの一つ、チャック・ムールの、「El Mesajero〜」('99)に続く、何と新作6th。オリジナル・ギタリストのArmando Suarez (キーボード奏者のCalros Alvaradoは、'20年1月に死去)を中心にした録音で、ダウナーかつ妖美なギターとシンセ(+ドラム等)にて、メロディアスなインスト・プログレッシヴを展開しています。矢張りルーツはフロイドですが、サイケなムードは独特。力作です! ボーナスとして、1stの2曲(vo入り)をリメイクしています。

[入荷速報]故・C.Alvarado (kbd,fl)が率いたメキシカン・プログレッシヴの名バンド、'99復活作にしてラスト作5th!フロイド+民族サイケ色健在の好内容!

CHAC MOOL
El Mensojero De Los Dioses

(CD/Momia)(Mexico'99)
故・Calros Alvarado (kbd.fl/'20年1月に死去)が率いた、メキシカン・プログレッシヴの名バンド、チャック・ムールの'99年復活作(14年振り)にして、ラスト作となったスタジオ5th。フロイド・ルーツのシンフォニック色と、民族フォーク/サイケ色を混合したサウンドは健在です。怪しいスペイン語ヴォーカル入り。一部にヴァイオリン、サックスも導入した、音数、ダイナミズムも十分の好内容です。久々の入荷、お見逃し無く!

[入荷速報]メキシカン・プログレッシヴの名バンド、チャック・ムールの最高作1st!kbd、fl入りフロイド系スペイシー・シンフォ!メキシコ盤紙ジャケ!

CHAC MOOL
Nadie En Especial

(CD/Universal)(Mexico'80)
後にソロを発表する、故・Calros Alvarado (kbd/'20年1月に死去)と、故・Jorge Reyes(g,fl/'09年2月に死去)を中心としたメキシカン・プログレッシヴ代表格、チャック・ムールの'80年1st。ハード/ポップを基調に、ピンク・フロイド系のシンフォニック色と、スペース・ロック/サイケ、民族フォーク色を混合した、エキゾティックなサウンドは、個性十分。彼らの最高作です!'16リリースのメキシコ盤紙ジャケ、リマスター。初入荷!

〜GENESISトリビュート・ライヴ盤も出しているアルゼンチンのメロディック・シンフォ・バンドの7年振り新作!〜

CHANETON
/Sombras Distantes

(CD/UntrefSonoro)(Argentina'10)
GENESISトリビュート・ライヴ盤も出している、アルゼンチンのメロディック・シンフォニック・バンドの7年振りとなるスタジオ新作!やはりGENESISからの影響の強いサウンドは健在ですが、今回は母国語ヴォーカルが時にCAMEL/SAGRADO風だったり、しっとりと曲想を押し出しています。より南米らしいアイデンティティを感じさせる、叙情味たっぷりの好内容!

〜柔和なキャッチーさの中にも屈折感と毒気を感じさせる、南米チェンバー好きにおススメの一枚!〜

CHAU COCO!
/Las Reglas

(CD/EH!)(Argentina'15)
アルゼンチン産、p/vo/コンポーザーのロドリーゴ・ルイズ・ディアズを中心とした4人組バンドのニュー・アルバム(3作目?)。いわゆるラテン・ポップ風味とチェンバー色(クラリネット兼kbd奏者入り)をミックスした、柔和なキャッチーさの中にも屈折感と毒気を感じさせる、南米チェンバー好きにおススメの一枚!

〜アルゼンチン産うたものラテン・ジャズ系バンドの'08年作!〜

CHAU COCO!
/Chau Coco!

(CD/Chau Coco)(Argentina'08)
アルゼンチン産、屈折ジャジーなアコースティック・ラテン/うたもの系を聴かせる若手5人組の'08年作。cl/sax,acc,p,ac-g,コントラバス等を用いた、時にエルメート系をルーツとしたような屈折したジャズ色と、スピネッタ由来のうたものが程よく調和したサウンドを展開しています。南米ならではのきらめきと涼やかさが味わえます!

〜飛び出すCD! アルゼンチン産うたものラテン・ジャズ系バンドの'12年作!〜

CHAU COCO!
/Dispersion

(CD/Chau Coco)(Argentina'12)
注目! アルゼンチン産、うたものアコースティック+ラテン・ジャズ的、上品な個性派バンドの'12年リリース作。スピネッタ系を思わせるウェットな魅力のvoと、少々エルメート系入った?屈折感の有るインスト・アンサンブルが相まった、モダンなラテン・サウンドは、前作から更なる魅力と完成度を示しています。CDが飛び出す変型紙パッケージ!

〜ラストストック品入荷!ブラジル産フュージョン・ラテン・ジャズ・ロック・バンドの84年作〜

CHEIRO DE VIDA
/Cheiro De Vida

(CD)(Brasil'84)
後にライヴ盤もリリースしている、ブラジル産フュージョン/ラテン・ジャズ・ロック・バンドの84年リリースの1stアルバム。ツインギターとキーボード、リズム隊の編成による、メロディアスかつテクニカルなサウンドは、ところどころでカンタベリー系にも通じる魅力的なもの、見逃せない好作です!既に廃盤と思われますが、ラストストック品が入荷!お見逃しなく!

[入荷速報]これは驚き!殆どギルガメッシュみたいな所もある、ブラジリアン・ジャズ・ギタリストの新作!カンタベリー・リスナーにもお薦め!(日本盤)

 

CHICO PINHEIRO
City Of Dreams

(CD/Inpartmaint)(Brazil'20)
ブラジリアン・ジャズ気鋭のギタリスト、シコ・ピニェイロの、10年振りとなる新作ソロ4th。ピアノ、ベース、ドラムとのカルテットに、米国からクリス・ポッター(テナーサックス)を迎えての録音。流麗なブラジリアン・ジャズ/フュージョンが基調ですが、特にしっとりとしたパートなど、結果的にギルガメッシュを思わせる所も多し。ブラジリアン・リスナーは勿論の事、カンタベリー筋も見逃せない、これは傑作です!日本盤。

〜これは面白い!チリ産、パーカッション2名中心のプロジェクト、ライヴ作!〜

 

CODE
/Elastik Vivo

(DVD/PAL/Estudio Producciones)(Chile'10)
こちらはチリ産(カナダのプログレ・フュージョン・バンド、THE CODEとは別)、C.HirthとE.Signesの2名のパーカッショニストを中心としたプロジェクトのライヴDVD。向き合っての打楽器バトルから、おもちゃまで用いたアヴァンギャルドかつエンターテイメントなパフォーマンス、そしてゲストのWarr Guitarが加わったトランシーなロック風味、女性vo入りのシリアス/フリー系まで、変化に富んだ内容が楽しめます。前衛性とパフォーマンス性が絶妙に共存した、観応え十分の映像作品となっています!

〜面白い!チリ産、「ヒップ・ホップ+ジャズ・ロック」!〜

COMO ASESINER A FERIPES
/Perros Viejas Nuevos Collares

(CD/El Templo)(Chile'17)
'08年にアルバム・デビューし、現在までに5作品をリリースしている、「ヒップ・ホップ+ジャズ・ロック」的チリ産異色バンドの、FULANO周辺のEl Temploレーベルからリリースされた、新メンバーによる新録コンピ。いわゆるラップ調のスペイン語vo、ターンテーブル/サンプラー、sax/fl、b、drという5人組にて、結果的には、一部KING CRIMSON、THIS HEAT、ELEPHANT TOK等を思わせる、意外性、面白味共に十分の内容を収めている。FULANO周辺リスナー注目の力作である。

〜「チリのサムラ」と称されたコングレッソの'88未発ライヴが発掘リリース!〜

 

CONGRESO
/Congreso En Vivo Montreal, Octubre 1988

(CD/ベル・アンティーク)(Chile'88録音)
'70年代の初頭より現在まで活動し、フォルクローレ/民族色とジャズ・ロックを融合した音楽性で、「チリのサムラ」とも称されるレジェンド・バンド、コングレッソの、'88年にモントリオールで行われたライヴの発掘リリース。カセット録音ながら音質は良好である。FULANOのJ.Campos(b)がメンバーとして参加した、6人編成(vo,sax,dr,b,marimba/per,kbd)にて、代表作「Ha Ilegado〜」('82)、「Pajaros〜」('84)からの曲を含むハイ・テンションな演奏を収めている。ウェザー・リポート風のテクニカルな色も濃く、結果的にカンタベリー系を思わせるところもある、貴重かつ充実の快演である。

〜70年代の唯一作で知られるアルゼンチン産バンドの、復活後3作目となる歌物シンフォ作!〜

CONTRALUZ
/Novus Orbis

(CD/Contraluz)(Argentina'11)
'70年代に出した唯一のアルバムがコレクターズ・アイテムとしてられるアルゼンチン産バンド。'00年に復活作をリリースしており、復活後の3作目となる8年ぶりの制作。往年のハード色は薄まり、フォルクローレ風アコースティックも交えた、コテコテの泣きの歌物シンフォを今回も展開。売り物のフルートも健在です。ポップなナンバーも含め、アカ抜けなさが逆に魅力!

〜原盤LPは超レアものとして知られる、コントラルッツの1st!〜

CONTRALUZ
/Americanos

(CD/Fonocal)(Argentina'73)
アルゼンチンのサイケ・ハード/ニューロック/アーリーprogバンド、コントラルッツが'73年にリリースした当時の唯一作('00年前後に再結成し、3作品を発表)にして、オリジナルLPはメガレア盤として知られた一枚。久々の再発です。専任フルート奏者、および母国語ヴォーカルをフィーチャーした、kbdレスの5人編成にて、ジェスロ・タル風味にフォルクローレ調メロディやアメリカンからサイケ色も交えた、全体に叙情性の強いサウンドを展開。古めかしくも味わい深い良作となっています!

〜'80年ブラジル産、超絶技巧アコギ主体の作!スピリチュアルなE.ジスモンチ的傑作〜

CARIOCA & DEVAS
Misterios Da Amazonia

(CD/Altercat)(Brazil'80)
リオ生まれのブラシリアンギタリスト、CARIOCAが、パーカッションとフルートのデュオDEVASとの連名で'80年にリリースした、実質的な1st。初CD化。ゼー・ナザリオ(タブラ)やb他も参加して、伝統的ブラジリアン・サウンドと、シャクティ辺りの影響を感じさせるインド/エスノ風味をミックスした、超絶技巧のアコギ主体のサウンドは、極めてオリジナリティーが高い、強力なものである。エグベルト・ジスモンチを、よりスピリチュアルにしたかのような、素晴らしいクオリティの、これは名作!

〜チリ産。パワフルな女性ヴォーカルを据えたシンフォ寄りゴシックプログレメタルバンドの2nd。より妖艶かつダイナミックに迫る!〜

CRISALIDA
/Raco
(CD/Mylodon)(Chile'09)
チリ産。女性ヴォーカルフロントの、シンフォニック寄りゴシック/プログレ・メタルバンドの、06年の『Crisalida』に続く3年ぶり2ndアルバム。キーボードとベースがチェンジした5人編成にて、DREAM THEATER系をルーツとしつつ、妖艶なヘヴィネスと、メロディック・シンフォ的なテイストが交錯するサウンドをよりダイナミックに展開しています。時にラナ・レーンを思わせる、南米ならではの熱唱で迫るスペイン語女性ヴォーカルも魅力十分。アナログ・タッチのキーボードワークも健在の、女性ヴォーカル・プログレ・ハード・ファンのみならず注目の会心作!

〜アルゼンチン産、現代版ピッキオ・ダル・ポッツォ?のデビュー作!〜

CUCAMOGA
/Alter Huevo

(CD/ベル・アンティーク)(Argentina'12)
アルゼンチンから登場した、テクニカル・チェンバー/ジャズ・ロックの新鋭グループ、クカモーニャのデビュー作。フランク・ザッパのインスト曲に傾倒しつつ、南米らしい軽やかでメロディアスな感覚を帯びた彼らのサウンドは、カンタベリー化したエルメート・パスコアル、或いは現代版ピッキオ・ダル・ポッツォとも言うべき、素晴らしいものです。管,el-p,マリンバ等による、シリアスなパートも交えたダイナミックなアンサンブルも高水準で、活発なアルゼンチン・シーンにあっても、決定的傑作と言える一枚!

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