バルセロナ産のクロスオーヴァー/ジャズ・ロック・バンド・セクタ・ソニカの76年1st。アコースティックも含めた、カラフルなツイン(時にトリプル)ギターを中心に、パーカッションや、ゲストのJordi
Sabatesのモーグやハモンドを交えた、メロディアスな作曲志向のサウンドは高水準。時にワウを踏む、ディメオラというよりスティーヴ・ハウを思わせるギターはじめ、RETURN
TO FOREVER系貴重ながら、YESや後期SOFT MACHINEを思わせるところもある、ロック寄りの秀作!ICEBERGあたりのファンにもおススメです!
バルセロナ産のクロスオーヴァー/ジャズ・ロック・バンド:セクタ・ソニカの、こちらは最終作となった2ndアルバム。かつて1stとの2in1でCD化されていましたが、今回、1stと共に単体で再発。売りであるトリプル・ギターを中心に、ピアノや管楽器、パーカッションも交えた、メロディアスなRETURN
TO FOREVER系ルーツのサウンドは、より洗練されたラテン・フュージョン色を強めています。タイトでスピーディなアンサンブルは心地よく、たとえば IMANの2ndあたりをよりフュージョン寄りにしたような仕上がりの、これまた要・再評価の快作!
スペインきってのギタリスト:マックス・スーニョが率いた:イセベルグの3rd。デビュー作『Tutankhamon』('75)では、シンフォニック色もありましたが、2nd『Cose
Nos Tres』(‘76)からは、ジェフ・ベック〜ハマヴィシュヌ〜RTF系のジャズ・ロックとなり、ギターとキーボードのインタープレイを軸としたサウンドが全開です。スリリング&パワフルな、前作と共に彼らの代表作といえる傑作アイテム。デジパック仕様。
ICEBERGのリーダー/ギタリスト:マックス・スーニョが、バンド活動中の78年に発表した1stソロ。MUSICA
URBANAのCarles Benavent(b)はじめ、ピアノ/エレピ/シンセ、パーカッション等を加えた、アル・ディ・メオラ/Return To Forever影響下のクロスオーヴァー/ジャズ・ロックを展開しています。スペイン然とした香りを適度に加えつつ、テクニカルかつスリリングなソロの応酬で聴かせる力演。バンド本隊にも引けをとらないソロ最高作にして、マックスの代表作のひとつ!
ギター、サックス、ドラムスのフォートゥニイ兄弟に、キーボード、ベースが加わって結成されたスペインの個性派ジャズ・ロック・バンド、通称ダルマの1st('75)。3rd/4th期の大道/民族系のイメージの強い彼らですが、本作では比較的に正統派とも言える、Return
To Forever系ベースの流麗かつメロディアスなサウンドを展開しています。イタリアのPERIGEOやカンタベリー系に通じるムードも有り、エレピも多用した、テクニカルさも十分の名作です。クロスオーヴァー〜カンタベリー系リスナーに、ぜひ再評価していただきたい一枚!
スペインのプログレッシヴ・ジャズ・ロックバンド:ムジカ・ウルバナの76年1stアルバム。久しく入手困難でしたが、待望の再プレス。現在も活躍中のCarles
Benavent(b)を含む、キーボード、ギター、ベース、ドラムスの4人組で、Return To Foreverの影響を受けつつも、むしろCOLLOSEUM
II的カンタベリー系なハイテンションかつ流麗なサウンドを展開。スパニッシュ/フラメンコテイストも交えつつ、プログレッシヴ度の高い佳作!