Austrian Death Machine

オーストリアン・デス・マシーン

 アズ・アイ・レイ・ダイングのヴォーカリスト、ティム・ランべシスが敬愛するアーノルド・シュワルツェネッガーの出演作のパロディとトリビュートを表現するコンセプト・バンドとして立ち上げられたオーストリアン・デス・マシーンのニュー・アルバム。  2008年7月22日に1stアルバム『Total Brutal』(日本盤未発)をリリースし、翌年2009年には2枚組となる2ndアルバム『Double Brutal』(日本盤未発)をリリース。2013年に自身が起こした罪で逮捕され服役するものの、2014年には3rdアルバム『Triple Brutal』(日本盤未発)をリリース。2016年に出所後、アズ・アイ・レイ・ダイングとして再始動を果たし、2019年『シェイプド・バイ・ファイア』をリリース。多くのツアーも行うなど、精力的な活動を続けてきた彼がこの度リリースするのは、自身が制作の全てを手掛けるプロジェクト、オーストリアン・デス・マシーンの前作から約10年ぶりとなるファン待望の作品である。  アズ・アイ・レイ・ダイング印とも言えるメロディックかつテクニカルな要素は踏襲しつつ、アグレッシヴさとエモーショナルなメタル・コア・サウンドを投入した必聴の一枚。ゲストには、シュレッド系のテクニカルなギター・テクニックや作曲センスに定評のあるギタリスト、エンジェル・ヴィヴァルディを迎えている。さらに、ティムに劣らない強烈なヴォーカリストとして知られる妻のダニー・ランべシスもヴォーカルおよび、アートワーク担当として参加。ティム自身が今持ち合わせる全ての力を結集させた作品に仕上がっている。(2024年2月1日更新 - アルバム『クアッド・ブルータル』について)

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