Blue Öyster Cult

ブルー・オイスター・カルト

 ニューヨーク出身ハードロック・バンド、ブルー・オイスター・カルトのニュー・アルバムが完成。 1972年にデビューした彼らは、『オカルト宣言』(1974年)、『地獄の咆哮』(1975年のライブ盤)、『タロットの呪い』(1976年)など、数々の名盤を発表。前作『ザ・シンボル・リメインズ』(2020)は、19年ぶりのスタジオ・アルバムのリリースとして話題を呼び、ファンから高い評価を得て、本格的にシーンに復帰。昨年にはデビュー50周年を記念して、デビュー・アルバムの完全再現やヒット曲を収録した『50thアニヴァーサリー・ライヴ - ファースト・ナイト-』(2023)が地元ニューヨークの公演の様子とともにリリースされた。 前作のスタジオ・アルバムから4年ぶりとなる本作『怪談』は、これまでと変わらずバンドの特有の不気味な雰囲気を持つハードロック・ナンバーから、哀愁漂うバラードまで幅広い楽曲で構成。さらに、ビートルズの『恋におちたら』(1964)のカヴァーも収録。50周年を迎えた彼らが自身の音楽性や影響を受けたバンドを振り返りながら制作された、現代的にアップデートされたブルー・オイスター・カルトの真骨頂が感じられる作品に仕上がっている。(2024年4月1日更新 - アルバム『怪談』について)