Frozen Crown

フローズン・クラウン

 BE THE WOLF、VOLTURIAN、NOCTURNAを主導し、八面六臂の活躍を見せるイタリアの奇才、フェデリコ・モンデッリ率いるメロディック・パワー・メタル・バンド、FROZEN CROWNの通算4枚目のアルバムが堂々の完成。前作『WINTERBANE』から、ジャーダ ”ジェイド” エトロ(Vo)とフェデリコ以外のメンバーが大幅にチェンジし、ファビオラ "シーナ" ベッローモ(G)、ニーゾ・トマシーニ(Ds)、フランチェスコ "イッキ" ゾフ(B)が加入した新体制となった。本4作目はこの顔触れによる第2弾のアルバムとなっている。 メンバー・チェンジ前の2019年には初単独来日公演を行い、大勢のファンが会場に詰め掛ける中で彼らの人気曲が多数披露されたのみならず、フェデリコが敬愛するX(JAPAN)のカヴァーが飛び出すなどのサプライズもあり、大盛況のうちに幕を下したライヴとなった。その後、バンドはコロナ自粛期間を除いては、DRAGONFORCE や同郷の先輩でもあるRHAPSODY OF FIREといった人気バンドのオープニング・アクトとしてツアーを廻っており、ライヴ・バンドとしての経験と実力を確実に積み上げ、日本のみならず世界でも着実に人気を獲得しているバンドである。 成長著しい彼らの今回の新作を一言で表すならば、それは「ノンストップ・パワーメタル」である。メロディ/パワー/スピードに徹底的に拘り、スタートからラストまでノンストップで突き抜ける作品となっており、歴代最強の攻撃力を持った作品と断言できるからだ。 現在バンドは、1stシングルにタイトル曲かつアルバム・トップを飾る「Call of the North」、2ndシングルに「Victorious」をリリースし、既に世界中のパワー・メタル・ファンから新作への熱い注目と期待を集めている。 (2023年2月28日更新 - アルバム『コール・オヴ・ザ・ノース』について)