
Ginevra
ジネーヴラ
2022年、スウェーデンから伝説は始まった。セヴンス・クリスタルのクリスティアン・フィール(Vo)、プライマル・フィアのマグナス・カールソン(G)、ヒートのジミー・ジェイ(B)、元エクリプスのマグナス・ウルフステッド(Dr)という輝かしいキャリアを持つメンバーによって結成されたメロディック・メタルバンドのジネーヴラ。フロンティアーズ・レコーズの社長兼A&Rのセラフィーノ・ペルジーノによる声がけで、将来的なプロジェクトで使用するためにクリスティアンが曲を書いたことがきっかけで誕生した。そんな彼らが約2年半もの沈黙を破り動き出した。 ”北欧の新たなる宝石”と呼ばれるジネーヴラ。彼らが、ファースト・アルバムの発表から長い沈黙の後、より一層輝きを増しセカンド・アルバムを引っ提げて戻ってきた。テクニカルでありキャッチーなメロディはいわゆる”メタラー”でなくとも虜になること間違いない。 彼らの二つ名の通り、透明感と繊細さと哀愁が相まったメロディック・メタルはジネーヴラの魅力の一つである。今回のアルバムの1曲目であるMoonlightではクリスティアンの歌い出しの透明感とサビの伸びやかなハイトーンが、ジネーヴラを待ち焦がれていたファンの心を打ち抜くだろう。また全曲総じてマグナス・カールソンのテクニカルで壮大なギター捌きや、ダイナミックでグルーヴィなジミーのベースとエネルギッシュなマグナス・ウルフステッドのドラムといった楽器隊のコンビネーションが良さを出している。アルバムの8曲目にはSamuraiという日本のファンに向けた曲が収録されている。(2025年2月27日更新 - アルバム『ビヨンド・トゥモロー』について)