Joel Hoekstra's 13

ジョエル・ホークストラズ13

 現役最高峰のハード・ロック・バンド WHITESNAKE のギタリストとして活躍するジョエル・ホークストラが、自身の能力を最大限に発揮するために自身の名前を冠してスタートさせたバンド JOEL HOEKSTRA'S 13 の 2 年振りとなる最新スタジオ・アルバムが登場。 デビュー作「Dying To Live」および 2 作目「Running Games」は、 WHITESNAKE では表現し切れなかったジョエルの作曲能力やメロディ・センス、卓越した技術を余すことなく封じ込めたアルバムとして、メロディック・ハード・ロック・ファンからは大好評を博した。その結果を受け、他のバンドの活動の合間を縫って早い段階から次作への曲作りを始め、2 年という早いスパンで本 3 作目の完成へと至った。更にジョエルの制作意欲は止まることを知らず、この作品と並行して REVOLUTION SAINTS の新ギタリストとしても抜擢され、新作を完成させたこともファンの記憶に新しいことだろう。正に今八面六臂の活躍を見せるミュージシャンである。 またこのバンドは、バックを固めるメンバー陣が一流のミュージシャンであることも一連の作品のクオリティを確かなものとしている要因の一つである。本作でも前作とほぼ同じメンバーが参加しており、ヴィニー・アピス(Dr)、トニー・フランクリン(B)、ジェフ・スコット・ソート(Back Vo)、デレク・シェリニアン(Keys)となっているが、唯一リード・ヴォーカルのみ SYMPHONY X のラッセル・アレンから、新進気鋭の若手ギリッシュ・プラダン(GIRISH AND THECHRONICLES)に交代している。(2023年5月25日更新 - アルバム『クラッシュ・オヴ・ライフ』について)