Pride Of Lions

プライド・オヴ・ライオンズ

 サバイバーの中心人物だったことでも知られるジム・ピートリック(G)と実力派ヴォーカリストとして名高いトビー・ヒッチコック(Vo)の2人を中心に活動するプライド・オヴ・ライオンズの2年半ぶりの7作目のスタジオ・アルバム。  2003年に『プライド・オヴ・ライオンズ』でデビュー。「アイ・オブ・ザ・タイガー」や「バーニング・ハート」といったサバイバーを代表する名曲を手がけた中心人物ジム・ピートリックの新しいバンドであるという注目度や、クオリティの高い楽曲に加え、4オクターブの驚異的な声域を持つトビー・ヒッチコックの見事な歌唱もあり、デビュー・アルバムはメロディック・ロック・シーンで大きな話題となる。アルバムのリリース・スパンは長いものの、これまでに6枚の優れたメロディック・ロック・アルバムを発表している。  新作もサバイバー時代から変わらぬジム・ピートリックの書く情熱的なメロディに乗る、トビー・ヒッチコックの素晴らしいヴォーカルというプライド・オヴ・ライオンズのメロディック・ロックに変化はなく、ファンは安心して手に取れる作品である。(2023年5月25日更新 - アルバム『ドリーム・ハイアー』について)