Revolution Saints

レヴォリューション・セインツ

 ディーン・カストロノヴォ(Vo,Dr)を中心としたバンド、レヴォリューション・セインツは、彼のドラマーとしての才能とジャーニーのライヴでも披露している素晴らしい歌声を生かすべく、フロンティアーズ・レコーズの社長兼A&R代表責任者であるセラフィーノ・ペルジーノによって企画されたスーパー・バンドである。レヴォリューション・セインツの最初の3枚のアルバム『レヴォリューション・セインツ』、『ライト・イン・ザ・ダーク』、『ライズ』では、ナイト・レンジャーのジャック・ブレイズ(B)と元ホワイトスネイクのダグ・アルドリッチ(G)が参加し、プロデューサーにはアレッサンドロ・デル・ヴェッキオを迎えて制作された。ここ日本でも、それぞれに大きなファン層を築き上げていることもあり、発売当初から大きな話題となる。 2021年にジャーニーに復帰したディーン・カストロノヴォは、ジャーニーでのスタジオ・アルバムの制作やライヴを通して活力とインスピレーションを再び養い、レヴォリューション・セインツMK-IIを始動させる決意をする。そこで新メンバーとして、現在ホワイトスネイクで活躍中のジョエル・ホークストラ(G)、ドッケンやブラック・スワンで活動しているジェフ・ピルソン(B)の二名を迎え、4枚目のアルバム『イーグル・フライト』を2023年4月にリリース。新作『アゲインスト・ザ・ウィンズ』は、その前作のリリースから1年を空けずに早くも完成〜リリースされる作品となる。 本作に収録の楽曲群は『イーグル・フライト』にも増してフックのあるメロディを基調としており、ディーン・カストロノヴォのヴォーカルに焦点を当てつつ、ホワイトスネイクで培われたジョエル・ホークストラのギター・ソロやリフ、ブラック・スワンの屋台骨を支えるジェフ・ピルソンのベースが絶妙にあわさり、メロディックかつ情熱的な仕上がりとなっている。本作もプロデューサーにはアレッサンドロ・デル・ヴェッキオを迎えつつ、今まで以上に強力なアルバムが完成することとなった。本作もメロディック・ロック・ファンを魅了する一作となるであろうことは間違いない。(2024年2月1日更新 - アルバム『アゲインスト・ザ・ウィンズ』について)