Streetlight

ストリートライト

 STREETLIGHT は 2021 年、このバンドの中心人物であるシンガーのヨハネス・ヘイガーとその親友であるギタリスト、エリック・ティリングが手を組み、数曲のデモを制作したところから始まった。(それらの楽曲は後に自主リリースによって発表。)その後、彼らはデビューを目指し、いくつかのレーベルに曲を送ったところ、最終的にメロディック・ロックの名門 Frontiers Records と契約を交わすことに成功する。しかし、その直後にエリックがバンドに専念することが難しいという理由から脱退。ヨハネスは新たなメンバーを募集し、最終的にギタリストのフィリップ・ステンランド、キーボーディストのジョン・スヴェンソン、ドラマーのエリック・ニルソン、ベーシストのヨハン・ティエルンストロムというラインナップが固まる。このような背景を持つ STREETLIGHT は、AOR がピークだった時代を思い出させるようなサウンドで、メロディックかつギターを主体とした音楽をファンに提供する。それでいながら、彼らの音楽性はメロディック・ロックをただ単に過去の遺物として掘り起こしたものにはなっておらず、ノスタルジーよりも、今ここに存在する現在進行形の音楽として確固たる態度を示している。アルバム全体を通して、質の高く爽やかでメロディアスな楽曲を備えており、新人バンドながら非常にポテンシャルの高いグループである。(2023年8月3日更新 - アルバム『イグニッション』について)