Vader

ヴェイダー

 1983年にポーランドはオルシュティンにて、ギタリスト兼ヴォーカリストのピーターを核にVADERは結成される。東西冷戦下の東側諸国に組み込まれていたポーランドでは思うような活動もままならない状況下であったが、バンドは機材等を手作りしながら活動を行っていたという。また、デモ・テープ制作の際には、レーベルからコピーを回収するために汽車で3時間かけて首都ワルシャワまで行かなくてはならなかったという逸話も残っている。デモを制作する直前となる1988年にはバンドの重要メンバーとして長きにわたり君臨するドラマー、ドックが加入。1989年と1990年にデモを2本制作した後、Earacheと契約を結んだバンドは1993年にデビュー・アルバム「THE ULTIMATE INCANTATION」を発表。その後もライヴ・アルバムやミニ・アルバム、映像作品も含めてコンスタントに作品をリリース。ここ日本でも2作目「DE PROFUNDIS」のリリースを機に人気は急上昇し、翌年初来日公演を敢行している。 今回は、AVALONレーベル立ち上げ初期にリリースされた伝説の名盤である3作目『ブラック・トゥ・ザ・ブラインド』がリマスタリングされてついに再発! (2025年6月3日更新 - アルバム『ブラック・トゥ・ザ・ブラインド』について)