Wig Wam

ウィグ・ワム

 長き活動休止期間を経て、2021年に9年振りの復活作『NEVER SAY DIE』で完全復活を遂げたノルウェーのメロディック・ロック・バンド、WIG WAMの前作から2年振りとなる最新スタジオ・アルバムが早くも完成。 活動休止前の作品は当時のバンド内部の問題などの影響から、ヘヴィでシリアスな方向性へと変化しており、ファンやメディアからの反応は賛否両論別れる作風であったが、復活作『NEVER SAY DIE』はWIG WAM本来のキャッチーで親しみやすいアリーナ・ロックのスタイルに回帰。歓迎をもって迎えられた。 現時点でバンドは、新作『OUT OF THE DARK』から第一弾シングルかつアルバム・タイトル曲である「Out Of The Dark」をリリース。ヘヴィなリフとグルーヴを持ち合わせながらも、サビではWIG WAM節ともいえるキャッチーなメロディを披露している。本作は好評だった『NEVER SAY DIE』の路線を踏襲したアリーナ・ロックとなっており、一度聞けば忘れられないサビを携えた口ずさみやすく覚えやすいナンバーが満載なウィグワマニア納得の出来に仕上がっている。なお、日本盤ボーナスは、BACKSTREET BOYSが1997年に発表した「Everybody (Backstreet's Back)」の歌詞を一部変えたカヴァー。 また近年は、DCドラマ「ピースメイカー」のテーマ・ソングとして彼らの楽曲「Do Ya Wanna Taste It」が選ばれたことなどもあり、アメリカでも再び注目度が高まっているバンドであるといえる。 (2023年2月10日更新 - アルバム『アウト・オヴ・ザ・ダーク』について)