Xandria

キサンドリア

 ドイツ出身のシンフォニック・メタル・バンド、キサンドリアの2017年発表の前作『シアター・オブ・ディメンションズ』から約6年ぶりとなる、ファン待望の8作目が誕生。(AVALONレーベルからのリリースについては、2005年発表『インディア』以来となる復帰作。) 1994年、マルコ・ホイバウム(G)とニキ・ウェルツ(Ds)により結成され、一度は解散したものの、1999年にマルコが率いる形で再結成を果たす。健康上の問題でのメンバーの脱退や、度重なるメンバー・チェンジに見舞われながらも勢力的な活動を続け、常にシンフォニック・メタル・ファンを魅了し続けてきたキサンドリア。2022年5月に、マルコからファンに向けての新しいバンドの旅立ちのメッセージと、新メンバーでのラインナップで制作された先行シングル「リボーン」をYouTubeで公開。現在の再生回数は80万回以上と驚異的な数値を記録している。現行メンバーは、マルコ・ホイバウム(G)、アンバー・ヴールヴァイ(Vo)、ロブ・クラウン(G)、ティム・シュヴァルツ(B)、ディミトロス・ガッチオス(Ds)の5人から成るラインナップとなっている。 第二弾となる先行シングルでは、プライマル・フィアのラルフ・シーパースがゲスト・ヴォーカルとして参加した「ユー・ウィル・ネヴァー・ビー・アワ・ゴッド」が公開。バンドは当曲について、「この曲は、我々の次のアルバムがいかにヴァラエティに溢れたものになるかを示している。この1曲だけでもクラシック・メタルとモダン・メタルという2つのジャンルの要素が表われているし、それらを更に融合して新たなものを生み出せば、それはとても新鮮なものになるだろう。また、それと同時にこの曲は壮大な映画音楽的オーケストレーションや重厚なクワイアなど、キサンドリアを象徴するあらゆる要素を含んでいるんだ。」と話し、バンド自身、今作に対して大きな自信を持っていることが伺える。(2023年2月1日更新 - アルバム『ザ・ワンダーズ・スティル・アウェイティング』について)